このページの本文へ移動

モバイル社会研究所

メニュー

通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす

光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」という考え方に57%が「違うと思う」、女性や高齢層で多い(2026年6月4日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」に「違うと思う」は57%、「AIを便利に使えるなら、ある程度環境負荷があることはしょうがない」に「違うと思う」は56%(図1
  • 電力不足・環境負荷はいずれも、女性や高齢層で「違うと思う」と回答した割合が高い(図2-1図2-2
  • 生成AIを毎日利用する層で電力不足や環境負荷をある程度受け入れる割合が高く、特に15~39歳男性で顕著(図3-3図3-4

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2026年2月に生成AIの利用状況に関する調査を実施しました。本レポートでは、その結果をもとに、AI利用と電力不足・環境負荷に対する意識について紹介します。あわせて、過去の調査結果もご参照ください。

【過去の調査結果】
2026年4月6日 生成AI利用率、過半数に。1年で急増

1. 「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」に「違うと思う」は57%、「AIを便利に使えるなら、ある程度環境負荷があることはしょうがない」に「違うと思う」は56%

生成AIの利用が広がる中で、その利便性とともに、電力や環境への影響にも関心が集まっています。そこで本レポートでは、全国の15歳から69歳を対象に、
・「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」
・「AIを便利に使えるなら、ある程度環境負荷があることはしょうがない」
という考え方について、どのように受け止められているのかを調査しました。

その結果、「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」という考え方に「違うと思う」と回答した割合は57%、「AIを便利に使えるなら、ある程度環境負荷があることはしょうがない」という考え方に「違うと思う」と回答した割合は56%となり、AIを便利に使える場合であっても、電力不足や環境負荷を受け入れにくいとする回答が半数を超えました。

図1. AI利用と電力不足・環境負荷に関する意識 (単一回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳 (n=7,223)]


2. 電力不足・環境負荷はいずれも、女性や高齢層で「違うと思う」と回答した割合が高い

続いて、生成AI利用に伴う電力不足および環境負荷について、性年代別に集計を行いました(図2-1、図2-2)。

その結果、女性や高齢者の方が「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」「AIを便利に使えるなら、ある程度環境負荷があることはしょうがない」という考え方に対して「違うと思う」と回答した割合が高い傾向がみられました。

図2-1. AI利用と電力不足に関する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳]



図2-2. AI利用と環境負荷に対する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳]

3. 生成AIを毎日利用する層で電力不足や環境負荷をある程度受け入れる割合が高く、特に15~39歳男性で顕著

AI利用に伴う電力不足・環境負荷への受け止め方は、AIの活用度によって異なる可能性が考えられます。そこで、生成AIの利用頻度別に集計を行いました(図3-1、図3-2)。

その結果、生成AIの利用頻度が高い人ほど「AIを便利に使えるなら、ある程度電力不足になることはしょうがない」「AIを便利に使えるなら、ある程度環境負荷があることはしょうがない」という考え方に「違うと思う」と回答する割合が低くなる傾向が見られ、相対的に電力不足や環境負荷をある程度受け入れる回答が多いことがうかがえました。

また、生成AIを毎日利用する人に限定して性年代別に集計したところ、15~39歳の男性では「違うと思う」と回答した割合が30%前後と特に低く、同年代の男女間では15ポイント前後の差が見られました(図3-3、図3-4)。

このことから、生成AIの利用頻度だけでなく、性別や年代といった属性によっても、電力不足や環境負荷に対する回答傾向に違いがみられることがうかがえます。

図3-1.  AI利用と電力不足に関する意識 (生成AI利用頻度別・単一回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳]



図3-2. AI利用と環境負荷に対する意識 (生成AI利用頻度別・単一回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳]



図3-3. AI利用と電力不足に関する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを毎日利用する全国の15歳~69歳]



図3-4. AI利用と環境負荷に対する意識 (性年代別・単一回答)
[調査対象:生成AIを毎日利用する全国の15歳~69歳]

(参考:利用用途別の生成AIの利用頻度についてはこちらのレポートをご参照ください)

本調査では、AIを便利に使えるという前提であっても、電力不足や環境負荷に対する受け止め方は、年代・性別・生成AIの利用頻度によって違いがみられる可能性が示唆されました。こうした多様な受け止め方が存在することは、省電力で利便性の高いAIの在り方を検討する上で、考慮すべき点の一つになると考えられます。

NTTドコモ モバイル社会研究所では、今後も生成AIをはじめとしたデジタル技術が人々の生活や意識に与える影響について、調査・発信を続けていきます。

なお、「ドコモスマホ教室」では、生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めて触れる方でもあんしんして学べる講座を提供しています。生成AI以外にも、スマートフォンの基本操作から応用的な活用方法まで幅広く学べる講座を提供していますのでご活用ください。

 

調査概要 ―「出典:2026年 生成AI利用意識・行動調査」―

調査方法 Web調査
調査対象 全国 15歳~69歳男女
有効回答数 7,223 (2026年2月調査)
サンプリング クォータ・サンプリングを用いて、日本の人口構成(性別・年齢[5歳刻み]・都道府県)に基づきサンプルサイズを設計し、オンライン登録パネルから回答を収集
調査時期 2026年2月

(※グラフの数値は表示単位によって四捨五入をしているため、内訳の数値を足し合わせた数が、合計値と一致しないことがあります)

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。

モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

page top